転入生
2015/09/09(水) 12:00:00
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694 名前:彼氏いない歴774年@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/09/05(土) 21:30:01.37 ID:djfKsqJc.net 俺のクラスに新しく転入生の男子が来たが、彼はいつも机に突っ伏して塞ぎ込んでいて、 未だに友人は一人もできていないようだった きっとクラスに馴染めずに大変なんだと考えた俺は、意を決して彼に話しかけた 「いつも浮かない顔をしているね。何か嫌なことでもあったの?」 俺の突然の問いかけに彼は動揺したようだったが、やがて重い口を開いて話しだした
彼の話では、彼が塞ぎ込んでいる原因は、転入してくる以前の、一月ほど前の出来事にあると言う 彼は当時、住んでいた家の自分の部屋でゲームなどをして過ごしていたが ふと気付くと、彼の部屋の天井板が少しずれているのを見つけたと言う 彼は椅子を使って天井の上にのぼると、懐中電灯で辺りを照らして原因を探したそうだ 天井の上は意外にも広々とした空間になっていて、何処までも先が続いていた 彼は天井が外れた原因探しよりも冒険心から、天井裏をどんどんと先に進んで行ったという すると電池が切れたのか、突如として電灯の明かりが消え、辺りは一面の闇となった 彼は怖くなって部屋に戻ろうとしたが、あまりにも進みすぎて、 元いた部屋の明かりは既に見えなくなっていて、彼は天井裏で完全に迷子になってしまった 途方に暮れた彼は、元の部屋を探して歩き回ったが、闇の中で方向感覚を失い、 しだいに自分が何処に向かっているのかも分からなくなった 宛も無く歩き回るうち、彼はだいぶ先に、何か光りを放っているものを見つけた それを自分の部屋の明かりと考えた彼は、夢中になって、その明かりに向かって歩き続けた しかし、段々と近づくうちに、明かりの正体は、自分の部屋の明かりではないことが分かった それは何と、見たことも無い街の明かりであったと言う 不思議なことに、天井裏に一つの大きな街があり、その明かりが遠くから見えていたのだ 彼は宛も無いので、その街の中に勇気を出して入って行ったのだと言う
そこまで話をすると、彼はため息をついて、しだいにボロボロと涙を落とした 俺は突然の彼の涙に戸惑いつつも、とりあえず彼を慰めようと、彼に言葉をかけた 「大変だったね。でも結局は部屋に戻れたんだろ、泣くことは無いよ」 すると彼はゆっくりと首を振って、こう答えた 「まだ、その街から出られていないんだ」
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コメント
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ちんちんがぽろりとでたよ |
#-|2015/09/09(水) 12:36 [ 編集 ]
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なにこれ?と思い元スレさがしたら
好きなコピペを貼るスレか
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#-|2015/09/09(水) 12:53 [ 編集 ]
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※2 なぜ藻女板で、と思ったらそういうことか |
#-|2015/09/09(水) 12:56 [ 編集 ]
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※3はなんでその「も」を選んだの…。 |
#-|2015/09/09(水) 13:40 [ 編集 ]
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誰がどういう口上で転入手続きとったんだよ |
#-|2015/09/09(水) 13:41 [ 編集 ]
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こういうの好き |
#-|2015/09/09(水) 14:16 [ 編集 ]
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自分も所謂パラレルワールド的なところから来たらしいので
戻れる日を心待ちにしているが、今のままでも支障はないし
このままでもいいのかな?って思わないでもないんだよね… |
#-|2015/09/09(水) 17:51 [ 編集 ]
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しょぼいアバタールだなあ・・・ |
#-|2015/09/09(水) 18:16 [ 編集 ]
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こういうショートショートは好き |
#-|2015/09/09(水) 20:41 [ 編集 ]
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みんな?米1のちんちんがぼろりとでているようだよ? |
#-|2015/09/10(木) 03:47 [ 編集 ]
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ぼろりじゃなくて、ぽろりだろ。
ぼろりだと重々しく無造作にこぼれ落ちた感じがある。
ぽろりと言うと、もう少し躍動感があって可愛げがあるかな。 |
#-|2015/09/10(木) 06:01 [ 編集 ]
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「ぽろり」は「ぽろりと取れた」というときのオノマトペではないかと小生愚慮する次第である。 |
#-|2015/09/10(木) 12:26 [ 編集 ]
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