スキンヘッドに憧れていた
2015/02/28(土) 12:00:00
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680: 素敵な旦那様 2006/02/03(金) 23:14:37 何年か前、私はスキンヘッドに憧れていたが、女なので簡単に剃り上げるわけにも行かず 悶々としていた。 ふと、小学校の頃、ちぎった新聞を水溶き糊にひたし、風船に貼って、張子を作ったのを思い出した。 これでカツラが作れるのではないか、と急にワクワクした私は、善は急げとばかりに文房具屋で 糊と風船と半紙(新聞の後、半紙で表面を仕上げる)と絵具を買った。 鏡を見ながら頭と同じくらいの大きさまで風船を膨らまし、ちぎった新聞を ペタリペタリと風船に貼った。 一層目ではまだまだだった風船カツラが、層を重ねるごとに本格的になり、しっかりとして ある程度の加工に耐えられるレベルになった頃、いよいよだな、と半紙を貼って仕上げに入った。 ここまでに半月かかった。 十分乾燥させ、頭の形を想定しながら張子をカットし、絵具で自分の肌の色を観察しながら色を作り、 最後にニスを塗ってテカテカにした。 完成品をかぶってみたら、多少いびつなでこぼこはあるものの、かなり本気くさいスキン ヘッドが 鏡の向こうからこちらを見ていた。 あんまりうれしくて、写真を何枚も撮り、カツラも捨てるのが惜しくて大事に取っておいた。
結婚して5年。子供が忘れたはずのカツラをかぶっていた。ぶかぶかだった。 慌てて自分の部屋へ行くと、夫がカツラの内部に保管していた写真を見て爆笑していた。 そのまま飛び出して3時間ほど近所の河原を放浪していたら、血相を変えた父親に発見され、 家に連れ戻された。 玄関でくしゃくしゃな泣き顔の夫が「ごめん、本当にごめん」と謝っていて、蒼白な顔の私の両親が 「何があったかしらんが、とにかく話し合いなさい」と言った。
カツラにまつわる過去の全てが恥ずかしくて飛び出したのに、さらに大事に発展してて 全ての事情を説明するのも、その場に存在するのも恥ずかしくて死にそうだった。
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コメント
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ゲハハハハ。 |
#-|2015/02/28(土) 13:35 [ 編集 ]
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子供がいる年齢の大人がやることか?
恥ずかしいのはともかく
子供ほっといて3時間も連絡なしにどこへとも知れずに放浪するって…
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#-|2015/02/28(土) 16:17 [ 編集 ]
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いろいろとオモロすぎるwww |
#-|2015/02/28(土) 18:22 [ 編集 ]
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そんな事で飛び出して心配かける方が
恥ずかしい事だろうよ… |
#-|2015/02/28(土) 18:31 [ 編集 ]
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良い人しか出てこないw |
#-|2015/02/28(土) 19:13 [ 編集 ]
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家には旦那がいるんだから
子どもを放ったらかしにしたことにはならんだろ
イクメンすればいい |
#-|2015/03/01(日) 00:42 [ 編集 ]
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たらればの中ならいくらでも冷静に事を治められるだろうがな
同じ窮地に立たされたら俺も家飛び出しそうだわw |
#-|2015/03/01(日) 02:02 [ 編集 ]
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「イヤアアァァァァァ見られたあぁぁぁ!!!!!」
て思った瞬間飛び出したんだろうなw |
#-|2015/03/01(日) 04:43 [ 編集 ]
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自分で黒歴史とは思ってないけど 「人に知られたら引かれる」とは 思ってたんだろーなw スキンヘッドだけど憧れるの何となくわかる 暑かったりするとどうにもねー |
#-|2019/05/06(月) 14:22 [ 編集 ]
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