100ユーロ紙幣
2010/01/19(火) 19:29:43
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275 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2010/01/18(月) 14:06:39 ID:mdFQr2NqP ときは8月、黒海沿岸の町。雨にぬれる小さな町は活気がなく、すっかり寂れていた。 人々は借金を抱えて苦しい生活をしているのだ。
その町へ、一人の旅人がやってきた。そして町に一つしかないホテルに入ると、 受付のカウンターに100ユーロ紙幣を置き、部屋を選ぶために2階へ上がって行った。 ホテルの主人は100ユーロ紙幣をひっつかんで、借金返済のために肉屋へ走った。 肉屋は同じ紙幣を持って養豚業者へ走り、100ユーロの借金を返した。 養豚業者はその紙幣を握ると、つけにしてある餌代と燃料代を払うために販売業者に走った。
販売業者は100ユーロ紙幣を手にすると、この厳しいご時世にもかかわらず、つけでお相手をしてくれる 町の遊女に返そうと彼女のもとに走った。遊女は100ユーロ紙幣を懐にしてホテルに走り、 たびたびカモを連れこんだホテルに借りていた部屋代を返済した。
ホテルの主人は、その100ユーロを受け取ると、紙幣をカウンターの元の位置に置いた。 ちょうどそのとき、部屋をチェックして2階から降りてきた旅人が、どの部屋も気に入らないと云って 100ユーロ紙幣をポケットにしまいこみ、町を出て行った。
誰も稼いでないけど、町中の誰もが借金を返し終わり、町は活気を取り戻した。
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コメント
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廻る金が無いとどうにもならないんだな |
#-|2010/01/19(火) 19:32 [ 編集 ]
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こういう皆が幸せになる御伽話好きだ。
あ、でも旅人は泊まれなかったから別に幸せじゃないかw |
#-|2010/01/19(火) 20:06 [ 編集 ]
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御伽噺というよりは、経済学での説明のための寓話だろ? |
#-|2010/01/19(火) 20:15 [ 編集 ]
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いや、そもそも貸金と借金が同額だから、不況なのはおかしい。 |
#-|2010/01/19(火) 20:26 [ 編集 ]
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遊女がホテルの主人にお金返して
そのお金をそのまま旅人がもってった辺りで違和感を感じた。
オレ頭わるいからなぁ |
#-|2010/01/19(火) 20:27 [ 編集 ]
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「100ユーロのぼうけん」 |
#-|2010/01/19(火) 20:31 [ 編集 ]
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みんな急ぎすぎw |
#-|2010/01/19(火) 20:35 [ 編集 ]
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100ユーロじゃなくて金貨とかのほうがよかったんじゃないか? |
#-|2010/01/19(火) 20:50 [ 編集 ]
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今の日本はこの100ユーロを出す人が減ってるんだよな。
だから政府がお金を出さないと経済が回らないのに、国債はダメというアホ評論家が多くて・・・。 |
#aJKZQpzM|2010/01/19(火) 21:12 [ 編集 ]
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ホテルの主人だけ100ユーロ損してるじゃないか |
#-|2010/01/19(火) 21:23 [ 編集 ]
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↑ホテルの主人は肉屋に借金してたんだから損してない |
#-|2010/01/19(火) 21:25 [ 編集 ]
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誰か一人証書作れば変ってたかもしれんけどみんな不良債権っぽいなw
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#-|2010/01/19(火) 21:43 [ 編集 ]
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まさに経世済民 |
#-|2010/01/19(火) 21:50 [ 編集 ]
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騙されてないか思わず何度も読み直してしまった |
#-|2010/01/19(火) 22:00 [ 編集 ]
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ホテルの主人この後首吊るだろ |
#-|2010/01/19(火) 22:08 [ 編集 ]
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ホテルは実際には宿泊させてないのだから損はしてない。
この話の妙は、ちょうどいいタイミングで遊女が金を返しに来たこと。
じゃないとホテルの主人は自分の懐から客に100ユーロ返さないといかんし。
今の日本はまさに遊女のところで金が止まってる状態。 |
#-|2010/01/19(火) 22:26 [ 編集 ]
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この現象こそが「経済効果」
旅人の支出の五倍の経済効果が得られている
金が回るとそれだけで豊かになる |
#-|2010/01/20(水) 00:59 [ 編集 ]
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しかしながら貴重な収入を得損ねたホテルの主人は再び肉屋に借金をせねばならず・・・ |
名無しさん@お腹いっぱい。 #-|2010/01/20(水) 01:52 [ 編集 ]
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面白かった |
#-|2010/01/20(水) 05:50 [ 編集 ]
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ホントに金が回ったと思ってるやついるの?
落語聴け |
#-|2010/01/20(水) 06:05 [ 編集 ]
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旅人が最後に100ユーロ払わずに持って帰ったことで引っかかる奴は始めに宿屋が肉屋の借金を返済したことも忘れてる低脳 |
#-|2010/01/20(水) 06:45 [ 編集 ]
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これ融資してたプラスであるはずの資産もなくなってるじゃん |
#-|2010/01/20(水) 07:07 [ 編集 ]
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どんな話でも曲解する奴は出て来る。 |
#-|2010/01/20(水) 08:33 [ 編集 ]
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>これ融資してたプラスであるはずの資産もなくなってるじゃん
そう。「誰も稼いでない」
みな、もともとプラマイゼロだったからね。
(もう貸しちゃって流動資産ないし)「これ以上貸すのはちょっと」
(既に借りてる上に返す資産もなく)「これ以上借りるのはどうも」
これらの枷が消えた。 |
#-|2010/01/20(水) 11:41 [ 編集 ]
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宿屋は、肉屋に100負債あり、遊女に100貸しがある状況
旅人から100もらい、肉屋に100渡し、遊女から100もらい、旅人に100渡る
肉屋(+)と遊女(-)が相殺されただけ |
#-|2010/01/20(水) 12:07 [ 編集 ]
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漫画でダメ親父に、この話しあったぞ |
#XyLnd1Zc|2010/01/20(水) 14:20 [ 編集 ]
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旅人は無利子でホテルに100ユーロ貸した状態になってるんだよ。
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#-|2010/01/20(水) 17:22 [ 編集 ]
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流動性トラップにおちいった村が生き返る話であり、誰が得したそんしたという話でないのがポイントか。 |
#-|2010/01/21(木) 10:46 [ 編集 ]
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この村には為替手形の考えがないのか |
#-|2010/01/21(木) 13:35 [ 編集 ]
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「利子」なるものが貨幣経済の悪徳の全ての元凶。 |
#-|2010/01/22(金) 09:01 [ 編集 ]
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旅人以外の登場人物全てが100ユーロの借入金と貸付金を持っていたわけだから、旅人が来なかったとしても、みんなで集まればそれぞれの借金を相殺出来たよね。
でも、経済の例え話としては秀逸。裏経済部分を遊女で表現したあたりなんかもすばらしいです。 |
iwasaki #-|2010/01/26(火) 18:49 [ 編集 ]
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これ、金融の話だよね? |
#-|2010/01/27(水) 02:17 [ 編集 ]
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時間の概念が抜けてる |
#-|2019/07/16(火) 17:35 [ 編集 ]
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